胸郭出口症候群 | 南あわじ鍼灸治療院Haricoco

よく肩こりになる
首の前のまわりの筋肉に張ったような痛みを感じることがある
なで肩である
肩より上に腕を持ち上げていると、腕が重たくなってくる

胸郭出口症候群とは？

洗濯ものを干す時や、つり革に掴まる時のように、腕を上げる動作を行ったときに、
腕の痺れが出たり、肩や腕、肩甲骨の周囲に痛みが出たり、手に血液が上手く流れず、冷たくなったり、その結果力が入りにくくなったりする神経の疾患です。

症状がひどくなると、腕の小指側が痺れてきたり、握力の低下や、細かい動作がしにくくなるなどの、運動麻痺が出てしまうことがあります。

近年では、スマートフォンの普及により、姿勢の悪化からくる、胸郭出口症候群もあります。

分類

胸郭出口症候群は主に３つのタイプに分類されます。

血管型: 血管(動脈や静脈)が圧迫され、症状が出るタイプ。
進行すると血管内に血栓を生じて、腕の血管が詰まってしまうこともあります。

神経型: 神経が圧迫や牽引され、症状が出るタイプ。
上肢のしびれが現れる。なで肩や猫背の方はこのタイプになります。

混合型: 上記の混合タイプ

胸郭出口症候群を引き起こす原因は？

胸郭出口は首と胸の間にある通路です。

脳から伸びる神経が、首の骨から肋骨と鎖骨の間を抜け、脇の下を通って腕に行きます。
首から脇の下に抜ける際に神経が圧迫され、症状が出るのが胸郭出口症候群です。
主な圧迫カ所は、首の横の筋肉である斜角筋(しゃかくきん)の間、肋骨と鎖骨の間、脇の下になります。

どんな症状が起こるの？

主な症状は、上肢のしびれ、だるさ、冷感などですが、頚部や肩の痛みや重たい感じといった多彩な訴えもあることから他の病院に行ってもなかなか診断がつかないことが多い疾患です。

上肢を挙上することで、症状が誘発されることが多いですが、下垂して上肢が牽引されると症状が出ることもあります。また首の付け根の鎖骨の上のあたり（鎖骨上窩）に痛みや嫌な感じ、詰まる感じがすると訴える方もいらっしゃいます。

初期の場合には上肢挙上時のみに症状が出ますが、進行すると安静時にも症状が出ることがあります。血管が圧迫され、血栓が血管を閉塞すると指先が白くなったり、冷たくなったり、むくんできたりすることもあります。

当院での改善方法

当院では神経の通り道になる筋肉や、首肩周りの筋肉を検査し、筋肉に出来た「トリガーポイント」を無くしていきます。
トリガーポイントがあることで、筋肉にしこりが出来てしまい、神経を圧迫してしまったり、
姿勢の乱れを引き起こします。
当院の「トリガーポイントケア整体」は、ボキボキしない整体で、体にもなるべく負担の掛からないように受けて頂ける施術になります。